
人生には約25年周期で大きな転機が訪れる~自分の経験から学んだこと~
こんにちは!カスター麻理です。
いつもはネットショップ運営のノウハウについてお話していますが、今日は少し趣向を変えて、ビジネスだけでなく人生全体にも通じる大切な気づきをシェアしたいと思います。普段とは違うテーマですが、これからの人生やビジネスを歩んでいく上で、知っているか知らないかで大きな差が出るかもしれない視点をお伝えします。
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人生の25年周期について
皆さん、こんな経験はありませんか?「なぜ今こんなに苦しいのだろう」「どうしても乗り越えられない壁にぶつかっている」と感じる時期。いくら頑張っても物事がうまくいかず、自分の努力が足りないのではないかと自分を責めてしまうこともあるでしょう。
実はこれ、人生の大きな転機かもしれません。私が長年の経験から気づいたのは、人生には約25年周期で大きな変化が訪れるということなのです。
これは単なる私の感覚だけではなく、心理学や占星術の世界でも語られていることでした。占星術では「土星回帰」と呼ばれる29歳前後の転機があり、また心理学者のダニエル・レヴィンソン氏は「20~25年ごとに人生の構造が大きく変わる転換期がある」と述べています。
つまり、私たち人間には自然と「生まれ変わる」ようなタイミングが訪れるのです。これは私たちの意思や努力だけではコントロールできない、人生に組み込まれた自然なリズムのようなものかもしれません。
転機の苦しさの本質
この転機の時期は、本当に苦しいものです。どれだけ頑張っても物事がうまくいかず、あらゆる方向から壁にぶつかるような感覚を覚えます。ビジネスでも私生活でも、これまでうまくいっていたやり方が突然通用しなくなったり、予期せぬ障害が次々と現れたりします。
私も経験者として言えますが、この時期は本当に心が折れそうになります。「自分の努力が足りないのでは」「もっと頑張らなければ」と自分を責め続けてしまうこともあります。でも実は、これは単なる努力ではどうにもならない力が働いている時期なのです。
人は困難な状況に直面すると、どうにかして解決しようと必死になります。しかし、この転機の時期はむしろ「立ち止まって考える時間」として与えられているのかもしれません。これまでの道のりを振り返り、本当に自分が進むべき方向を見つめ直す大切な期間なのです。
気づきの瞬間がやってくる
苦しい中でもがいているうちに、ある日突然、何かに「気づく」瞬間が訪れます。それは偶然手に取った本の一節かもしれませんし、誰かの何気ない一言かもしれません。あるいは、思いがけないタイミングでのビジネスチャンスとの出会いかもしれません。
そういったものに出会った時、「これかもしれない」と心の奥底で反応する瞬間があるのです。それは言葉では説明できない直感的なものですが、確かに自分の内側から湧き上がる確信のようなものです。
私自身も、人生の岐路に立った時、不思議なタイミングで必要な情報や人との出会いがあり、それが次の一歩を踏み出す勇気を与えてくれました。振り返ってみると、すべての苦しみには意味があり、それが未来への伏線になっていたことに気づかされるのです。
人生は偶然ではなく必然
理屈では説明できないけれど、確かに何かに導かれているような感覚を覚えることがあります。それは科学的に証明できるものではありませんが、多くの人が人生を振り返った時に「あの選択があったから今の自分がいる」と感じるのではないでしょうか。
私たちの人生は単なる偶然の連続ではなく、何らかの導きによって必然的に進んでいくものなのかもしれません。もちろん、自分の意思や努力も大切ですが、時にはその流れに身を任せることも必要なのです。
特に転機の時期には、無理に抵抗するのではなく、その流れを受け入れ、新しい可能性に心を開くことが大切です。それが次のステージへの扉を開く鍵となるのです。
私自身の25年前の転機
私の場合、25年前にアメリカに渡った時が大きな転機でした。それは計画的なものではなく、いくつかの大きな出来事が重なったことがきっかけでした。長女が生まれた直後に母の胃がんの再発が判明し、初めての育児と遠く離れた母の闘病という現実に直面したのです。
当時の私は、アメリカで新しい生活を始めたばかりで、育児という未知の体験に戸惑いながらも、日本にいる母のことを心配する毎日でした。物理的な距離があり、すぐに駆けつけることもできない状況の中で、「自分に何ができるだろう」と必死に考えました。
そして辿り着いたのが、働き方や生き方を根本から見直すという決断でした。時間や場所に縛られず、自分のペースで仕事ができるネットショップビジネスを始めることにしたのです。当時はまだインターネットが一般に普及し始めた頃で、今ほど情報もツールも豊富ではありませんでした。
手探りの状態で始めたビジネスでしたが、母の病気という困難な状況が、結果的に私に新しい道を示してくれたのです。これが私の最初の大きな人生の転換点でした。
苦しみの中から生まれた新しい道
このとき私は、本当に苦しい時期を過ごしました。初めての子育てという不安、愛する母の病気という現実、そして新しいビジネスの立ち上げという挑戦。すべてが重なり、時に押しつぶされそうになることもありました。
でも、その苦しみの中から新しい道が開けていったのです。母の病気をきっかけに始めたネットショップビジネスは、私の人生に大きな変化をもたらしました。時間や場所に縛られない働き方は、育児との両立を可能にし、また母の病気と向き合う時間も作ることができました。
最初は小さく始めたビジネスでしたが、徐々に成長し、今では多くの方にノウハウを伝える立場にまでなりました。もし母の病気という転機がなければ、私はきっと別の道を歩んでいたでしょう。苦しい経験が、結果的に新しい可能性を開いてくれたのです。
そして今、再び訪れた転機
そして今年、ちょうどその時から25年が経ち、私は再び人生の大きな変化を迎えています。詳細はまだお話できませんが、確実に新しいステージに立つタイミングが来ていると感じています。
あの時と同じように、様々な感情が交錯しながらも、前に進もうとしている自分がいます。不安や恐れ、時には「このままでいいのだろうか」という迷いも生じますが、同時に新しい可能性への期待も感じています。
25年前と違うのは、一度この周期を経験していることで、「これは転機なのだ」と認識できる点です。だからこそ、無駄な抵抗をせず、この流れを受け入れる準備ができています。もちろん、簡単なことではありませんが、前回の経験があるからこそ、今回は少し違った視点で向き合うことができるのです。
転機の乗り越え方
では、この25年周期の転機をどのように乗り越えればよいのでしょうか。私の経験から、いくつかのポイントをお伝えします。
1. 抵抗せず、受け入れる
転機の時期には、まずその状況を受け入れることが大切です。「なぜ自分だけがこんな思いをするのか」と抵抗するのではなく、「今はこういう時期なのだ」と認識することで、無駄な苦しみを減らすことができます。
自然の流れに逆らうのではなく、その流れに身を任せることで、次の道が見えてくることがあります。それは決して諦めることではなく、新しい可能性に心を開くことなのです。
2. 内なる声に耳を傾ける
日々の忙しさの中で、私たちは自分の内なる声を聞き逃していることがあります。特に転機の時期には、静かに自分と向き合い、本当に望むものは何かを問いかけてみましょう。
それは「本当にやりたいこと」かもしれませんし、「ずっと後回しにしてきた夢」かもしれません。あるいは、「これまで気づかなかった才能」かもしれません。自分の心の声に正直になることで、新しい方向性が見えてくることがあります。
3. 小さな一歩を踏み出す勇気を持つ
大きな転機を前にすると、「何から始めればいいのか」と途方に暮れることがあります。そんな時は、まず小さな一歩を踏み出してみましょう。完璧な計画や準備ができなくても、動き始めることで見えてくるものがあります。
私自身も、ネットショップビジネスを始めた当初は何も分からない状態でしたが、とにかく行動することで少しずつ道が開けていきました。一歩踏み出す勇気が、次の展開を呼び込むのです。
4. 周りのサポートを受け入れる
転機の時期は一人で抱え込まず、周りの人のサポートを受け入れることも大切です。家族や友人、同じ志を持つ仲間など、あなたを支えてくれる人たちの存在は大きな力になります。
また、メンターや先輩の助言を求めることも有効です。彼らの経験や知恵は、あなたが新しい道を切り開く際の貴重な道標となるでしょう。
転機を迎えているあなたへ
このブログを読んでいるあなたが今、苦しい時期を過ごしているなら、あるいはこれから転機を迎えるなら、どうか安心してください。転機は必ず「ギフト」に変わります。
悩み、苦しんだ分だけ、その先にある景色はきっと今までよりも澄んだものになっているはずです。今は見えなくても、必ず意味のある経験だと信じてください。
私自身、25年前の苦しい経験があったからこそ、今の自分があります。そして今また新たな転機を迎え、次のステージに進もうとしています。この循環は決して終わることなく、私たちの人生を豊かにしてくれるものなのでしょう。
ビジネスと人生の共通点
ビジネスも人生も、すべてを自分の力でコントロールすることはできません。特にネットショップのような事業は、市場の変化や技術の進化、消費者の嗜好の変化など、外部要因に大きく影響されます。
それでも私たちは、その変化に柔軟に対応しながら、自分らしいビジネスを築いていくことができます。それは人生においても同じです。予期せぬ出来事や困難に直面しても、それを受け入れ、自分なりの道を切り開いていくことができるのです。
ビジネスも人生も、コントロールできないことにどう向き合うかという点では、本質的に同じなのかもしれません。だからこそ、25年周期の転機を理解し、それを味方につけることで、より豊かなビジネスと人生を築いていくことができるのではないでしょうか。
最後に:恐れずに前に進もう
人生の転機は確かに怖いものです。未知の世界に踏み出す不安や、これまでの安定を手放す恐れを感じることもあるでしょう。できれば避けたいと思うこともあるかもしれません。
でも、それを乗り越えた先には必ず新しい世界が広がっています。「今はそういう時期なんだな」と少しでも受け止めてみてください。そして、恐れを感じながらも、一歩一歩前に進んでいきましょう。
大丈夫、あなたは確かに導かれています。焦る必要も諦める必要もありません。未来のあなたにしっかりとつながっているので、安心してください。
この言葉が、今苦しんでいるあなたの心に少しでも届き、勇気を与えることができたなら幸いです。私自身も、25年前と同じように、この転機の波に乗って新しい冒険に踏み出そうとしています。共に歩んでいきましょう。