
私が選んだ"戦わないビジネス"で物販24年 ~好きを仕事にする方法
こんにちは!カスター麻理です。
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「争い」を避ける性格が生んだビジネス哲学
私はネットショップを24年間続けてきました。そんな長く続けられた理由を考えると、それは私の根本的な性格に行き着きます。
私は生まれつき「争うこと」が大の苦手なんです。子供の頃から「もっと負けず嫌いになりなさい」と親に言われたほどでした。でも、これは直せない性格なんですよね。むしろ、みんながやっていることには冷めてしまい、誰もやっていないことをやるのが好き。流行りものより、自分だけの道を歩む方が性に合っているんです。
この「争わない性格」が、実は長くビジネスを続けられた大きな理由だったと気づいたのです。
「戦わずして勝つ」は単なる座右の銘ではない
「戦わずして勝つ」というフレーズ、かっこよく聞こえるかもしれませんが、私にとってはただのポリシーではなく、24年間のネットショップ運営の根幹にある考え方なんです。
みなさんは「競争」というとどう思いますか?ビジネスでは避けられないものだと思うかもしれません。でも私は、あえて「競争しない道」を選んできました。
24年前、誰もやっていなかった道を選ぶ
私がダンス用品のネットショップを始めた24年前は、まだインターネットでダンス用品を買うなんて時代ではありませんでした。当時、同じことをやっている人は本当に少なく、競合は片手で数えられるほど。
そこで私は「自分自身との勝負」を始めたんです。
誰もが参入していない市場、日本にまだ入ってきていないダンス用品ブランドを自分で見つけ、交渉して紹介する。このスタイルは確かに効率が良いとは言えません。でも、心は満たされていました。今でもその気持ちは変わりません。
「売れるから売る」ではなく「届けたいから売る」
ネットショップの業界では「売れるものを売れ」とよく言われます。もちろんその通りなのですが、私の場合は少し違います。
私は「心惹かれるもの」を売ります。「心惹かれないもの」は、たとえ売れていても売りません。
これは単なる自己満足ではありません。心惹かれるものについては、売れるように最大限の努力をしてきました。ただしそれは「競争」というよりも「伝える努力」なんです。
「これは本当に素敵だから届けたい」という気持ちが原動力になっているんですね。
オンライン講座も同じ哲学で
現在、私はネットショップ運営と並行してオンライン講座も作っています。これも同じ考え方で、「何が売れるか」ではなく「何を伝えたいか」を大切にしています。
講座の制作は収録、編集、台本作りなど、手間のかかる作業の連続です。でも最近気づいたのは、これが実は楽しいということ。誰かと争うのではなく、「私にしかできない講座を作っている」という実感があるからこそ、続けられるのだと思います。
これこそが「戦わずして勝つ」の実践なのかもしれません。
好きなことと得意なことの掛け合わせ
私が長くネットショップを続けてこられたもう一つの理由は、自分の「得意なこと」と「好きなこと」を掛け合わせてきたことです。
具体的には:
- テクノロジー
- バレエ
- マーケティング
一見バラバラに見えるかもしれませんが、これらは全て私の好きなことです。これらを組み合わせて、誰かの役に立つように工夫してきました。だからこそ、飽きっぽい私でも24年も無理なく続けてこられたのだと思います。
競争に疲れたときに思い出してほしいこと
今はSNSでみんなキラキラとした姿を見せ、競争が激化している時代です。そんな競争に疲れてしまったとき、人と比べて落ち込んでしまったとき、私の話を思い出していただけたら嬉しいです。
「争わない道」にも確かに「勝ち方」があります。それを信じて自分の道を歩いていく。それが私の選んだライフスタイルであり、皆さんもそれを実践すれば、もっと楽しくビジネスの道を歩んでいけるのではないでしょうか。
最後に
ネットショップを始めたいと思っている方へ。
「誰かと同じことをする」必要はありません。「誰もやっていないこと」や「自分だけが心惹かれるもの」を大切にすることで、長く続けられるビジネスが生まれるかもしれません。
競争に疲れず、自分らしく歩んでいく。それが私の24年間の経験から得た教訓です。