ポイントアプリ2社を徹底比較!導入前に見えた落とし穴

shopify アプリ ショッピファイ ポイント

 

 こんにちは!カスター麻理です。 

▼音声でもお聴き頂けます↓

 

なぜ今、ポイント制度を見直すのか

 

長年ネットショップを運営していると、必ず直面する壁があります。売上が停滞する時期、そして何より「リピーターをどう増やすか」という課題です。

私のお店でも同じ悩みを抱え、思い切ってインフラ整備の一環としてポイント制度の見直しに着手しました。日本では楽天ポイントやTポイントなど、ポイント文化が根付いています。特に私のお店の主要顧客層である40〜60代の方々にとって、「ポイントが貯まる」という体験は意外と重要な価値提供なのではないかと気づいたのです。

以前は日本のカードシステムを使っていた際にポイント制度を導入していましたが、ショッピファイに移行してからはその機能が失われていました。私自身がアメリカ在住ということもあり、こちらではポイント文化があまり浸透していないため、正直なところあまり必要性を感じていませんでした。

しかし、改めて原点に立ち返り、お客様目線で考えた結果、ポイント制度の再導入を決意したのです。

 

ポイントアプリ選びの旅

 

さて、ポイント制度を導入するためのアプリ選びですが、候補として挙がったのは主に3つ。

 

  1. Smile.io
  2. Gameball
  3. Loyalty Lion

 

この中でLoyalty Lionは最初から候補から外しました。理由は明確で、これは大企業向けのサービスで月額費用が非常に高額だったこと。さらに日本語対応も微妙だったため、初期投資を抑えたい私にとってはハードルが高すぎました。

残った2つのアプリを比較検討することにしましたが、結論からいうと私が最終的に選んだのはGameballです。しかし、その決断に至るまでには興味深い試行錯誤がありました。

 

実際に使ってみないとわからない落とし穴

 

まず最初にGameballをインストールしてみました。ポイント還元率などの基本設定を行い、比較的簡単にセットアップすることができました。しかし、ここで問題が発生します。

最も安価なスタータープラン(月額34ドル程度)では、一度設定したポイント還元率を後から変更することができないことが判明したのです。還元率を変更するためには、月額159ドルの上位プランへのアップグレードが必要でした。初期段階でそこまでの投資はできないと判断し、一旦Gameballをアンインストールしました。

次に試したのはSmile.ioです。このアプリはショッピファイのポイントアプリの中で最も人気があると聞いていました。しかし、インストール後すぐに大きな障壁に気づきました。日本語対応がなく、表示されるすべてのテキストを自分で翻訳して手入力する必要があったのです。

さらに、カスタムポイントルールなどの便利な機能を使おうとすると、月額199ドルのグロースプランへのアップグレードが必要でした。これも初期段階では投資として大きすぎると感じました。

 

決断と今後の展望

 

いろいろと検討した結果、再度Gameballのスタータープランを試してみることにしました。AIに相談しながら準備を進めていましたが、実際に使ってみて初めてわかる「落とし穴」があることを身をもって体験しました。

今後はGameballを使ってポイント制度を運用しながら、以下のデータを注視していく予定です。

 

  • リピート率の変化
  • ポイント制度導入前後の売上比較
  • お客様の反応

 

実際の設定詳細や、お客様への告知方法、そして運用フェーズでの発見などは、また別の機会にお話ししたいと思います。

 

ポイント制度導入で学んだこと

 

この経験から学んだ最大の教訓は、「事前調査だけでは見えてこない実情がある」ということです。どんなにAIや口コミを調べても、実際に自分の店舗に導入してみないとわからない部分があります。

特にネットショップのインフラ整備においては、理論だけでなく実践を通じた学びが非常に重要です。ポイント制度一つをとっても、お店の規模や顧客層、商品特性によって最適な選択は異なります。

また、初期投資をどこまで行うかという判断も難しいところです。機能が充実した上位プランは魅力的ですが、効果が見えない段階での大きな投資はリスクを伴います。まずは基本的な機能で始め、効果を検証しながら段階的に拡張していく方法が安全でしょう。

 

まとめ:ポイント制度導入のポイント

 

  1. お店の顧客層がポイント制度に価値を感じるかを考える
  2. 複数のアプリを比較検討する
  3. 初期費用と月額費用のバランスを見る
  4. 日本語対応の有無を確認する
  5. 実際に試してみることの重要性を認識する
  6. データを取りながら効果を検証する

 

ネットショップ運営では、こうした小さな改善の積み重ねが大きな成果につながります。皆様も自店舗のインフラを見直す際には、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

他のブログ記事はコチラ

 

「心がよろこぶEC」
メルマガ

カスター麻理の無料メールマガジン

頭じゃなくて、心の奥が「これだ」って感じるもの。

そんな自分の深い部分がよろこぶことを、ちゃんと仕事にしてみませんか?好きをカタチにするヒント、Shopifyを使ったネットショップの始め方、そしてゼロから収益につなげていくステップを、無料メルマガでお届けしています。

※確認画面はありませんので内容をご確認ください。