Shopifyのポイントアプリで痛い目に遭った

shopify アプリ ポイント

 

こんにちは!カスター麻理です。

 

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はじめに

 

ネットショップを運営していると、お客様にリピート購入してもらうための仕組みを考える機会が多くあります。その中でも特に注目されているのがポイント制度です。お客様が商品を購入するたびにポイントが貯まり、次回のお買い物で割引として使える仕組みは、多くのショップで導入されています。

しかし、この便利なポイント制度を導入する際には、思わぬ落とし穴が潜んでいることを身をもって体験しました。今回は、私が実際に経験したポイント制度導入時の失敗談を詳しくお話しします。これからポイント制度の導入を検討されている方にとって、きっと参考になる内容だと思います。

 

ポイントアプリ「ゲームボール」との出会い

 

私が選んだのは「ゲームボール」というポイント管理アプリでした。このアプリは多機能で、単純なポイント付与だけでなく、顧客ランク制度やゲーム要素も含んだ包括的なシステムです。機能の豊富さに魅力を感じ、導入を決めました。

設定作業は思っていたよりも複雑で、様々な項目を細かく調整する必要がありました。ポイントの付与率、使用条件、有効期限など、設定すべき項目は多岐にわたります。しかし、ようやく設定が完了し、実際にストアに反映させることができました。

 

想定外のポイント配布が発覚

 

設定完了後、実際にお客様に商品を購入していただき、ポイント制度がスタートしました。ところが、購入後に信じられないことに気づいたのです。設定したつもりのポイント付与率よりも、明らかに多くのポイントを配布してしまっていたのです。

慌てて設定画面を再確認したところ、問題の原因が見えてきました。ゲームボールのユーザーインターフェースは日本語表示されているものの、翻訳がAIによるもののようで、微妙な日本語表現が多用されていました。

例えば、単純に「何パーセントのポイントを付与する」という設定項目であっても、説明文が回りくどかったり、逆に大雑把すぎたりします。この曖昧な表現のせいで、私自身が誤解して設定してしまったのです。さらに、思い込みで作業を進めてしまった部分もあったことを反省しています。

 

テスト不足が招いた失敗

 

実は、私は購入前にテスト注文を行っていました。しかし、そのテストが不十分だったことが今回の失敗の大きな要因でした。

テスト注文では銀行振込を選択していたのですが、Shopifyというネットショップ作成システムでは、銀行振込を選択すると注文自体は入力されるものの、実際の支払いが完了するまでポイントは付与されません。そのため、この段階ではポイントの動作を最後まで確認することができませんでした。

つまり、クレジットカード決済でのテストを行っていなかったということです。これは大きな失敗でした。

 

クレジットカードテストで判明した新たな問題

 

慌ててクレジットカード決済でのテストを実施したところ、その場で決済が完了し、ポイントが発行され、ポップアップに表示されるという一連の流れを確認することができました。

しかし、ここでも新たな問題が発覚しました。私は「次回の注文で3%オフになる」という設定をしたつもりでしたが、実際のポップアップには「1%オフ」と表示されていたのです。1%なんて設定した覚えはありません。

再度確認したところ、やはり別の箇所で設定がずれていることが判明しました。

 

ゲームボールアプリの特徴と注意点

 

後から気づいたのですが、ゲームボールのレビューには「癖があるアプリ」という記載がありました。当初はあまり気に留めていませんでしたが、実際に使ってみて、まさにその通りだと実感しました。

ユーザーインターフェースの癖、日本語翻訳の微妙さ、そして設定項目が一見シンプルに見えて実は複雑という点が、ゲームボールの大きな特徴です。導入してから約半月間は、この設定の調整に追われることになりました。

 

必須のテスト方法

 

この経験から学んだ最も重要な教訓は、必ずクレジットカードでの本番同様のテスト注文を行うことです。これは、ゲームボールに限らず、他のポイントアプリを検討している方にも共通して言えることです。

銀行振込などの未決済状態では、ポイントシステムの真の動作を確認することができません。ポップアップ表示や特典表示は、決済完了後にしか確認できないからです。

クレジットカードでの本番同様テストを行えば、返金処理もShopifyであれば簡単に行うことができます。多少の手数料はかかりますが、これは必要経費と割り切って実施すべきです。

 

設定完了後の展望

 

ようやく設定が安定してきましたが、ここからが本当のスタートです。今後は、ポイント制度を活用してリピート購入がどれだけ増加するか、VIP顧客向けのランク制度との相乗効果があるか、そしてLINE連携との組み合わせが可能かなど、様々な施策を試していく予定です。

これらの実験結果についても、今後のポッドキャストやブログで共有していきます。

 

他のポイントアプリとの比較検討

 

ゲームボールでの経験を踏まえ、他のポイントアプリとの比較も重要だと感じています。各アプリにはそれぞれ特徴があり、ショップの規模や目的に応じて最適な選択が異なります。

特に重要なのは、日本語サポートの質、設定の分かりやすさ、サポート体制の充実度です。海外製のアプリを選ぶ場合は、特に翻訳の質や日本の商習慣への対応度を事前に確認することをお勧めします。

 

まとめと今後の課題

 

今回の失敗体験から学んだ最も大切なことは、新しいシステムを導入する際の慎重なテストの重要性です。特に、お客様に直接影響を与える可能性のあるポイント制度のような機能では、想定されるすべてのシナリオでのテストが不可欠です。

また、設定画面の表現が曖昧な場合は、必要に応じてサポートに問い合わせることも重要です。自分の理解が正しいかどうかを確認することで、今回のような設定ミスを防ぐことができます。

ポイント制度は、適切に運用すれば顧客満足度の向上とリピート率の増加に大きく貢献する優れた仕組みです。しかし、導入時には慎重な準備と十分なテストが必要であることを、身をもって学びました。

これからポイント制度の導入を検討されている方は、ぜひ今回の経験を参考にして、スムーズな導入を実現していただければと思います。

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