こんにちは!カスター麻理です。
20年以上にわたってECビジネスに携わってきた経験から、今日は特に大切な「売れる商品の見つけ方」についてお話しさせていただきます。
私が実際の販売経験から学んだことは、季節によって売れ筋商品が大きく変化するということです。例えば、冬季はクリスマス関連商品が人気を集め、1月に入るとエクササイズ用品の需要が高まります。夏場はアウトドア用品、特にカヌーや浮き輪などのレジャー用品が好調です。
また、バレンタインデーや母の日といったイベント前には、関連商品の需要が確実に伸びます。このような季節性を理解し、先回りして商品を用意することが重要です。
興味深いのは、天候と売上の相関関係です。私自身、雪が降る予報を見て、ガレージにあった子供用ソリや防寒ブーツを出品したところ、すぐに売れた経験があります。雨の季節にはレインコートや防水グッズの需要が高まるなど、天候によって売れる商品は確実に変化します。
季節や天候に左右されない、安定した需要のある商品もあります。生活必需品や消耗品がその代表例です。実際にAmazonの売れ筋ランキングを見ても、フェイスタオルや掃除用品、美容関連商品などが上位にランクインしています。
特に注目すべきは、販売地域によって人気商品が異なるという点です。例えば、日本とアメリカでは売れ筋商品が大きく異なり、さらにアメリカ国内でも州によって人気のスタイルが変わってきます。
では、具体的にどうやって売れ筋商品を見つければよいのでしょうか?
ECビジネスの成功は、適切な商品選びから始まります。季節性、天候の影響、地域特性など、様々な要因を考慮しながら、自分なりの「勝ち筋」を見つけていくことが重要です。
私自身、ダンス用品専門店を運営していますが、こ...
今回は、ECビジネスに興味のある方に向けて、「無在庫販売」についてお話しします。無在庫販売は、初期投資を抑えながらリスクを最小限にし、効率的にビジネスを展開できる方法として注目されています。私自身、20年以上ECを運営していて、そのほとんどを無在庫で運用してきました。その経験をもとに、無在庫販売の魅力や実践方法を詳しくご紹介します。
従来の小売業では、商品を仕入れて販売するのが一般的です。しかし、この方法には「売れ残るリスク」がつきもの。売れなければ在庫として抱え、最悪の場合は廃棄することにもなりかねません。
一方、無在庫販売とは「在庫を持たずに販売する」手法です。事前に注文を受け付け、その後、必要な分だけ仕入れるため、在庫リスクを最小限に抑えることができます。
無在庫販売を始めたきっかけはシンプルでした。ズバリ、資金がなかったからです。ビジネスを始めたいけれど、大量の在庫を抱える余裕はない。そんな状況の中でたどり着いたのが、予約販売という方法でした。
予約販売とは、一定の期間内に注文を受け付け、その注文をもとにまとめて発注するスタイルです。最近ではクラウドファンディングのような仕組みに近いものも増えてきました。
この方法には次のようなメリットがあります。
では、具体的にどのように予約販売を実践すればよいのでしょうか?私が行っている手順をご紹介します。
販売する商品を選定する
予約販売期間を設定する
予約注文を受け付ける
こんにちは!カスター麻理です。
今日は、私の24年に及ぶEC運営の経験をお話ししたいと思います。これからECビジネスを始めようと考えている方に、私の経験が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
私のECビジネスは、2001年にフロリダで始まりました。きっかけは、長女が生まれた直後に母の胃がんが再発したことでした。日本とアメリカを行き来しなければならない状況の中で、場所に縛られない仕事を探していました。
それまでダンサーとして活動していた私は、まずダンスウェアの販売からスタートすることを決意。アウトレットモールで商品を仕入れ、当時まだ走り出しだったヤフオクに出品することから始めました。
最初は本当に数点の商品からのスタートでした。月に1、2回ほどアウトレットモールに足を運び、少しずつ商品数を増やしていきました。その後、シンプルなランディングページを作成し、メールでのやり取りを中心とした販売方式に移行。
さらに、オープンソースのosCommerceを使って独自のショッピングサイトを構築。このサイトは10年以上使用することになります。2015年には日本のネットショップ構築プラットフォームに移行し、さらなる進化を遂げました。
2015年、日本のECプラットフォームへの移行を決意しました。しかし、契約プランでは商品数が3,000点までという制限があり、それを超えると追加料金が発生する仕組みに悩まされていました。
そんな中、2020年に転機が訪れます。取引先の海外ベンダーが次々とショッピファイへ移行している様子を目にし、「なぜ?」という疑問から調査を始めました。
調べれば調べるほど、ショッピファイの魅力が見えてきました。商品数の上限がないこと、サイトデザインの自由度が高いこと、そして世界中の開発者が作成したアプリを活用できることです。特に、私のビジネスプランに合わせて必要な機能を柔軟に追加できる点に強く惹かれました。
現在は、ショッピファイを活用した99%無在庫での運営を実現しています。確かに楽天やAmazonへの出店経験もありましたが、様々な規制や制約があることを実感し、より自由度の高い現在の形に落ち着きました。...
こんにちは!カスター麻理です。
私は、前職での踊りの経験を活かし、ECビジネスを20年以上運営してきました。今日は、これからECビジネスを始める方に向けて、商材選びの重要なポイントをお伝えします。
私の場合、商材選びで迷うことはありませんでした。その理由は単純で、長年続けてきた踊りに関連するウェアを販売することを選んだからです。しかし、これは単なる「好きだから選んだ」という話ではありません。25年も継続できている理由には、重要なポイントがあるのです。
多くの方は「好きなことを仕事にすれば長続きする」と考えがちです。確かにその考えは間違っていません。しかし、それだけでは不十分なのです。
なぜなら、どんなビジネスにも必ず以下の課題が付きまとうからです:
ではどうすれば良いのでしょうか。私が提案する方法は、以下の3つの要素を組み合わせることです:
特に重要なのは、「抽象度を上げて考える」というアプローチです。例えば、周りから「すごいね」と言われることや、努力せずにできることを掘り下げてみてください。そこにビジネスの種が眠っているかもしれません。
近年のECビジネスは、物理的な商品だけでなく、デジタルコンテンツも重要な選択肢となっています。例えば:
これらは在庫管理や配送の手間がなく、スケーラビリティも高いという利点があります。
商材選びで最も大切なのは、「好き」という要素と「市場ニーズ」のバランスを取ることです。私の場合、踊りのウェアという商材は、自分の興味と市場ニーズが見事にマッチしました。
ぜひ皆さんも、「好きなこと」を起点にしながら、市場の需要をしっかりと見極め、長期的に継続できる商材を選んでください。それが、ECビジネスで成功する第一歩となるはずです。
商材選びに迷ったと...
ECサイトを運営する上で、商品ページの情報量を増やすことは売上向上に直結します。その中でも特に効果的なのが「動画」の活用です。今回は、なぜ動画が画像やテキストよりも効果的なのか、そしてどのような動画を作ればよいのかを解説します。
画像だけでは伝えきれない「質感」や「動き」を、動画なら直感的に伝えることができます。特にアパレル商品であればサイズ感、家電製品であれば操作方法などを視覚的に分かりやすく説明できます。
業種によっては、動画による説明が購入を後押しします。
美容・健康グッズ:ビフォーアフターの比較
家電製品:操作手順や動作の様子
組み立て式商品:組み立て方法の解説
商品を使用することでどのようなライフスタイルを実現できるのか、または実際の使用者のレビュー動画などを通じて、顧客の共感を呼び、購入への決断を促すことができます。
動画コンテンツは、SNSや広告との相性も抜群です。
エンゲージメントが高い:いいねやシェア、コメントが集まりやすい
SNSのアルゴリズムに優遇される:Instagram、Facebook、TikTokなどでは動画が目立ちやすい
オンラインでは実物を手に取れないため、動画によって以下の情報を補足することが重要です。
実際の見た目や動き
サイズ感や使い勝手
他の人の使用例
これにより、購入前の不安を軽減し、コンバージョン率の向上につながります。
例えばShopifyでは、動画を直接アップロードできる機能があります。ただし、長すぎるとページが重くなるため、30秒〜1分程度の動画が理想的です。
動画は視覚的インパクトが強く、情報量が多く、感情にも訴えかけやすい優れたコンテンツです。特に高額商品や使用感が重要な商品では、動画の活用が購入率を大きく向上させます。
ぜひ動画を活用して販売促進を図ってみてください!
...
ECサイトを運営する上で、売上を伸ばすための施策にはさまざまなものがあります。その中でも「レイアウト変更」は、顧客の購買行動を大きく左右する重要な戦略のひとつです。本記事では、コストコの実店舗で実施されているレイアウト変更戦略を参考にしながら、ECサイトに応用できるポイントを解説します。
コストコに通う人なら、一度は「商品の配置が変わった!」と感じたことがあるでしょう。これは、コストコが意図的にレイアウトを変更しているためです。この戦略には以下のような狙いがあります。
顧客のルートを変えることで新たな商品に出会わせる
いつも同じ動線で買い物をすると、決まった商品しか目に入りません。しかし、レイアウトを変更することで、新しい商品に気づく機会が増え、購買につながる可能性が高まります。
滞在時間を伸ばすことで購入点数を増やす
買い物時間が長くなるほど、ついで買いのチャンスが増え、売上アップに貢献します。
ECサイトにおいても、コストコのようなレイアウト変更を取り入れることで、顧客の回遊率や購入率を向上させることが可能です。具体的には以下のような施策が考えられます。
ECサイトのカテゴリー構造を定期的に見直し、新しいカテゴリの追加や配置変更を行いましょう。
例:
ブランドごとにカテゴリーを設ける
商品の種類(レオタード・シューズ・スカートなど)ごとに分類
季節ごとに特集ページを作成する
サイト内検索の精度を向上させ、顧客が求めている商品をスムーズに見つけられるようにしましょう。
施策:
商品に適切なタグをつける
AIを活用したリコメンド機能を導入する
「ついで買い」を促す関連商品表示を強化する
トップページは、顧客が最初に目にする場所であり、サイトの印象を左右する重要な部分です。
改善策:
スライドバナーの定期的な更新
季節やイベントに合わせた特集ページの設置
こんにちは!カスター麻理です。
今日は、これからECビジネスを始めようと考えている方に、特に重要なマーケティングツールの選び方についてお話ししたいと思います。
昨年、興味深い発見がありました。私が利用している英語圏のメールマーケティングサービスで、たった834人へのSMS配信に135ドル(約21,000円)もの費用がかかることが分かったのです。しかも、日本向けの配信ではテキストしか送れないという制限付き。これには正直驚きました。
実は以前、LINE公式アカウントの料金改定には少し躊躇していました。月5,000通で月額5,000円のライトプランを使い続けていたのですが、SMS配信の料金体系を知ってから、LINE公式アカウントの価値を改めて見直すことになりました。
現在は月額15,000円で3万通送れるスタンダードプランを利用していますが、このプランの魅力は単なる配信数だけではありません。
ただし、個人での利用に関しては若干の注意点があります。セキュリティ面を考慮し、重要な個人情報のやり取りは避け、基本的なコミュニケーションツールとして活用することをお勧めします。
私の経験から、LINE公式アカウントとメルマガは、それぞれの特徴を活かした使い分けが効果的です。LINE公式アカウントは即時性と視覚的な訴求力に優れ、メルマガは詳細な情報発信と長期的な関係構築に適しています。
これからECビジネスを始める方は、まずはLINE公式アカウントの無料プランか...
今回はECサイトを運営している方、またはこれから始める方に向けて、「売れる商品ページの作り方」についてお話ししたいと思います。
ネットショップは実店舗と違い、直接商品を手に取って確認することができません。そのため、できるだけ多くの情報を商品ページに掲載することが重要です。特に以下のポイントを意識すると、購入率アップにつながります。
商品の魅力を伝えるために、複数の画像を用意しましょう。
前面・背面・側面などの全体写真
細部のクローズアップ写真
モデルが着用した画像(アパレルの場合)
動画を活用し、商品の動きや素材感を伝える
画像や動画が豊富なショップほど、ユーザーの信頼を得やすく、購買意欲を高めることができます。
海外のECサイトでは、サイズ表がフッターにしかないケースが見られます。しかし、これではユーザーがサイズを確認するたびにページを行き来しなければなりません。
おすすめは、
商品画像の近くにサイズチャートを掲載する
商品説明欄にもサイズ表を挿入する
こうすることで、ユーザーが迷わずサイズを確認でき、購入しやすくなります。
色違いの商品を展開する場合、スウォッチ機能(色の一部を表示し、クリックで該当カラーの画像が切り替わる)を活用しましょう。これにより、ユーザーがスムーズに好みのカラーを選べます。
ECサイトでは、商品説明が充実しているほどユーザーの不安を解消できます。メーカーの説明文だけでなく、自社視点での補足情報も加えるとよいでしょう。
記載すべき情報の例:
商品の特徴・用途
素材や質感
おすすめの使用シーン
お手入れ方法
「この商品が自分に合うのか?」という疑問を解消することが、購入につながります。
楽天市場などの大手ECモールでは、商品ページの情報がスクロールしないと出てこないことがあります。これはユーザーにとってストレスになり、離脱の原因にもなります。
理想...
今日は、シアトルの雪景色を眺めながら、今日は経済の興味深い側面について語りたいと思います。最近、私たちの周りで起きている価格変動は、単なる数字の変化以上の意味を持っているのです。
この数年、アメリカでは驚くべき速度で物価が上昇しています。2021年から約17%の物価上昇は、日常生活のあらゆる場面に影響を与えています。一方、日本はどうでしょうか。慎重に、そして恐る恐ると言っていいほど、値上げに対してかなり慎重なアプローチを取っているように見えます。
私が25年前に日本を離れて以来、企業の価格戦略に対する考え方が随分と変わってきたことを実感しています。かつての日本では、周りが値上げしても、自社は据え置くことが美徳とされる文化がありました。しかし、グローバル経済の中で、そのような姿勢は通用しなくなってきているのです。
重要なのは、ただ単に価格を上げることではありません。真のビジネスの成功は、付加価値をどれだけ提供できるかにかかっています。私自身、アメリカでのビジネス経験から学んだのは、顧客に選ばれるためには、価格以上の価値を提供する必要があるということです。
例えば、私の事業では、単に価格を上げるだけでなく、他では得られない情報発信や、徹底的なカスタマーサポートを通じて、顧客との信頼関係を築いてきました。結果として、価格を調整しても、顧客は私たちのサービスの価値を理解し、むしろリピーターとして定着してくれているのです。
日本製品の品質は世界的に高く評価されています。メイド・イン・ジャパンというブランドは、単なるラベル以上の意味を持っています。安かろう悪かろうの戦略ではなく、その真の価値に見合った価格設定が求められているのです。
これは単なる値上げの議論ではありません。私たちが直面しているのは、グローバル経済における価値の再定義なのです。企業は、コストの上昇を超えて、顧客に真の価値を提供し続けることが求められています。
雪の積もるシアトルから、経済の本質的な変化を見つめながら、私たちは新しいビジネスの形を模索し続けます。価格は上がっても、価値は常に変わらない...
こんにちは、カスター麻理です!
今回は「朝活は最強!」って話をしたいと思います。
今、私はワシントン州シアトルに住んでいるんですが、昨日から雪が降り続いています!そんな寒い日でも変わらず朝活を実践中です。実はこのポッドキャストも、朝ごはんの後に録音する習慣をつけようとしてて、少しずつ定着しつつあるんですよね。
朝の時間を活用すると、一日がめちゃくちゃ充実するんです。特に、朝って静かで落ち着いた時間だから、自分の考えを整理するのにもぴったり。なんとなく気持ちも前向きになれるし、新しいアイデアも浮かびやすくなる気がします。
音声で聴いてみる↓
しっかり寝た後の朝って、頭がクリアになってるから作業がはかどるんですよね。夜に同じことをしようとすると、脳が疲れてるせいで効率が悪くなっちゃう。
それに、朝に知的作業をすると、その日一日がスムーズに進む感じがします。例えば、読書や日記を書くのを朝の習慣にすると、自分の目標をしっかり確認できて、モチベーションも上がるんですよね。
時間管理の話でよく出てくる「緊急じゃないけど重要なこと」って、ついつい後回しにしちゃいませんか?
例えば、スキルアップのための勉強や、健康のための運動とか。日中は仕事や家事でバタバタして、気づいたら夜…「今日はもういいか」ってなりがち。でも、朝にやるとそういう言い訳がなくなるし、気分もスッキリ!
私はEC業務をやってるんですが、新しいツールの導入や、不具合の修正、カスタマー対応なんか、結構いろんな作業があります。そういうのを朝のうちにやっておくと、気持ちがラクになるんですよね。
特に、集中力が必要な作業や、クリエイティブな仕事は、朝の時間にやるとめちゃくちゃはかどります。朝にその日の計画を立てるだけでも、仕事の効率が全然違ってくるんですよ!
もちろん「夜のほうが集中できる」って人もいると思います。でも、研究でも「睡眠後のパフォーマンスは就寝前より高い」って証明されてるんですよね。だから、...
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