こんにちは!カスター麻理です。
EC歴24年の経験から、よく相談されるのが「ECビジネスを始めたいけれど、何を売ればいいのかわからない」というお悩みです。実はこれ、ECビジネスを始める際の最も一般的な課題なんです。
今回は、そんなお悩みを解決する具体的な方法をお伝えします。特に注目したいのが、誰でも簡単に使えるメルカリを活用した商品リサーチ方法です。
メルカリを使う最大のメリットは3つあります。
1つ目は「リアルな需要が見える」という点です。日本最大級のフリマアプリであるメルカリでは、実際の購買動向をリアルタイムで確認できます。
2つ目は「初心者でもデータが集めやすい」こと。特別なツールを使わなくても、売れている商品を簡単にチェックできます。
3つ目は「市場のトレンドを早くつかめる」という点。売り切れた商品や「いいね」が多い商品から、今後の流行を予測することができます。
まずは、メルカリの20以上ある大カテゴリーの中から、自分が興味を持てる分野を選びましょう。例えば、ファッションカテゴリーならバッグや小物、アクセサリーなど、家電カテゴリーなら生活家電や電子機器などがあります。
ここで重要なのは、あなたが興味を持てるジャンルを選ぶことです。なぜなら、興味がない分野は継続的なリサーチが難しく、商品の魅力を顧客に伝えることも困難になるからです。
以下のポイントを参考に選んでみてください:
カテゴリーが決まったら、具体的な商品リサーチに入ります。以下の方法を組み合わせることで、より正確な市場ニーズが把握できます。
検索窓に関心のあるキーワードを入力し、検索結果を「いいね順」に並び替えます。これにより、人気の高い商品が一目でわかります。
大カテゴリーから徐々に絞り込んでいくことで、より具体的な売れ筋商品を見つけることができます。
想定している価格帯で絞り込むことで、その価格帯での...
こんにちは!カスター麻理です。
今回は、「売りたいジャンルが決まっているなら、まず始めてみよう!」というテーマで、ECビジネス初心者向けにお話しします。これからネットショップを始めようとしているあなたにとって、この記事が最初の一歩になるはずです。
多くの人は、何を売るか決める前にリサーチに時間をかけすぎてしまいがちです。でも、もしあなたがすでに「これを売りたい!」と決めているなら、それは大きなアドバンテージです。なぜなら、決断力は行動力につながるからです。
私自身も、長年の経験からダンス用品の販売を始めました。知識や経験を活かせるジャンルを選ぶことは、スタートダッシュを切るうえでとても重要です。
リサーチは確かに大切ですが、実際に売ってみることの方がもっと重要です。どれだけ市場調査をしても、実際にお客様が買ってくれるかどうかはやってみないとわかりません。
例えば、GoogleトレンドやSNSでの人気が高い商品でも、実際に販売してみると全く売れないことがあります。アクセス数が多くても、単に興味本位で見ているだけという場合も多いのです。
逆に、ニッチな市場を狙うと、アクセス数は少なくても本当に欲しい人に届く可能性があります。特に他のショップがあまり扱っていない商品は、競争が少ない分、成功しやすくなるでしょう。
売れるかどうかを左右するのは、商品の「見せ方」です。具体的には、次の3つがポイントになります。
商品写真は、買うかどうかを決める重要な要素。明るい場所で撮影し、複数の角度から見せましょう。
商品の特徴をシンプルに説明するだけでなく、ストーリー性を持たせると効果的です。たとえば、「このダンスシューズは、長時間の練習でも疲れにくい設計です。」といった具合に。
最初は難しいかもしれませんが、レビューや感想を積極的に集めて掲載しましょう。
最初から大量に...
こんにちは!カスター麻理です。
今日は、これからECビジネスを始めようと考えている方に、私の20年以上の経験から得た重要な気づきをお伝えしたいと思います。特に、多くの方が悩む「初期投資」について、意外な真実をお話しします。
「開業資金が足りない」という声をよく聞きます。でも、実は私自身、たった100ドル未満の投資からECビジネスをスタートさせました。きっかけは、母の病気の再発でした。日本とアメリカを行き来する必要に迫られ、急遽、副収入が必要になったのです。
最初は数枚のレオタードを仕入れ、テスト販売からスタート。この「小さく始める」というアプローチが、後々、大きな成功につながる重要な一歩となりました。
ECビジネスの最初のステップで重要なのは、市場の反応を見ることです。大量の在庫を抱えることは、初心者にとって最大のリスクとなります。現代では、メルカリ、ヤフオク、eBay、Facebookマーケットプレイスなど、様々なプラットフォームでテスト販売が可能です。
これらのプラットフォームを活用することで、以下のことが分かります:
ECビジネスで陥りやすい罠の一つが、「あれもこれも」と手を広げすぎることです。これは単なる「転売屋」として終わってしまう近道です。代わりに、以下のアプローチをお勧めします:
ジャンルを絞ることには、もう一つ重要な意味があります。それは、将来的な自社サイト展開を見据えたブランディングです。特定のジャンルに特化することで、「この分野の専門店」として認知され、次第にリピーターが増えていきます。
これは、単なる商品販売から、価値提供ビジネスへの転換点となります。例えば、私の場合、最初のレオタードの販売から、徐々にダンス用品全般を扱う専門店として成長することができました。
こんにちは!カスター麻理です。
20年以上のEC運営経験を通じて、最も重要だと実感してきたのが「正しい目標設定」です。今日は、副業としてECビジネスを始めようと考えている方に、具体的な目標の立て方と、それぞれの目標に応じた戦略についてお話しさせていただきます。
私がEC事業を始めた当初、「とりあえず始めてみよう」という軽い気持ちでスタートしました。しかし、明確な目標がないままスタートすると、進むべき方向を見失いやすいのです。目標金額によって、選ぶべき商材も、販売戦略も、使うべきプラットフォームも大きく変わってきます。
お小遣い程度の副収入として始める方におすすめの戦略です。この段階では、リスクを最小限に抑えながら、ECビジネスの基礎を学ぶことが重要です。
メルカリやAmazonといった既存のマーケットプレイスを活用し、中古品や小物の販売からスタートするのがベスト。特に、メルカリは即座に売上が立ちやすく、初心者の方でも取り組みやすいプラットフォームです。
ここからが本格的なEC運営の始まりです。私自身、起業当初はこのレベルを目指していました。
この段階では、単価5,000円から1万円程度の商品を扱うことをおすすめします。自社ショップを開設し、独自のブランドを育てていく必要があります。さらに、SNSやブログを活用した集客、メールマーケティングによるリピーター獲得が重要な戦略となります。
副業から本業への転換を視野に入れたレベルです。この段階で成功するためには、以下の要素が必須となります:
会社員の方が副業としてECを始める場合、いきなり大きな目標を立てるのではなく、段階的なアプローチをおすすめします。まずは月5万円を目標に、基礎を固めながら徐々にスケールアップしていく。この積み重ねが、後の大...
こんにちは!カスター麻理です。
20年以上のEC運営経験の中で、数えきれないほどの失敗と成功を重ねてきました。今回は、これからECビジネスを始めようと考えている方に向けて、現在の私がゼロからスタートするならどうするか、具体的なロードマップをお伝えしていきます。
「売れるものを売れ」— EC業界でよく聞くこのアドバイス、実は副業レベルではあまり当てはまりません。確かに、数億円規模のビジネスを目指すなら、データ分析に基づいて商品を選定するのが王道です。
しかし、月20万円から300万円程度の売上を目指す副業なら、むしろ自分が心から魅力を感じる商品を扱うことをおすすめします。その理由は明確です。情熱があり、思い入れのある商品でなければ、長続きしないからです。
いきなり大量仕入れはリスクが高すぎます。私が推奨するのは、まず少額でのテスト販売です。具体的な仕入れ方法として、以下があります:
現在は、自社ECサイトを持たなくても販売できるプラットフォームが豊富にあります。私自身、ヤフオクからスタートしましたが、現在ではメルカリ、eBay、Facebookマーケットプレイスなど、選択肢は広がっています。
重要なのは、最低でも3つ以上のプラットフォームで同時に販売することです。各プラットフォームでユーザー層が異なるため、3〜6ヶ月程度の実験期間を設けることで、最適な販売チャネルが見えてきます。
プラットフォームでの販売が軌道に乗ったら、次は自社サイトの立ち上げです。ただし、ここで多くの方が躓きます。なぜなら、自社サイトは「砂漠の中にお店を建てる」ようなものだからです。
集客には主に以下の方法を活用します:
こんにちは!カスター麻理です。
20年以上のEC運営経験を持つ私が、今日は特別に「ECサイトの救世主」となったある機能について、詳しくお話ししたいと思います。実は最近、多くのEC事業者から「もっと顧客との関係を深めたい」「問い合わせ対応を効率化したい」という声を聞くのですが、その解決策として非常に効果的なのが、LINEチャット機能の導入なんです。
皆さんは、せっかく商品ページまで見に来てくれたお客様が、ちょっとした疑問や不安を解消できずに離脱してしまう...そんな経験はありませんか?
私も以前は、そんな機会損失に悩まされていました。特に購入前のお客様からの問い合わせは、売上に直結する重要な機会。でも、従来のメールでのやり取りでは、タイミングを逃してしまうことも少なくありませんでした。
そんな中で出会ったのが、LINEチャット機能だったんです。
正直に告白すると、私も最初は導入を躊躇していました。「チャット対応に追われて、他の業務が回らなくなるのでは?」という不安が大きかったんです。
メールなら24時間以内の返信で良いのに、チャットとなると即レスが求められる...そう考えると、導入に二の足を踏んでいました。
ところが、実際に導入してみると、その心配は完全な杞憂でした。1日の問い合わせは多くても3件程度。私の場合はニッチな商材を扱っているということもありますが、チャット対応で業務が圧迫されるという事態には全く至りませんでした。むしろ、効率的なコミュニケーションが実現できたことで、業務の効率化にも繋がったんです。
キャリアメールの到達性問題に悩まされることはもうありません。ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアメールを使用しているお客様との連絡で、メールが届かないというトラブルは今でも時々発生します。でも、LINEならそんな心配は無用。確実にメッセージが届き、スムーズなコミュニケーションが実現できます。
メールよりもカジュアルなやり取りが可能なLINEチャットは、お客様の心理的ハードル...
こんにちは!カスター麻理です。
20年以上のEC運営経験を持つ私が、今日は特別に楽天市場での経験を包み隠さずお話しします。約1年という短い期間での撤退を決めた理由、そしてそこから得た貴重な学びを、これからECビジネスを始めようと考えている皆さんにお伝えしたいと思います。
私の楽天市場への出店は、楽天の海外担当営業からの声掛けがきっかけでした。当時、YouTube集客に力を入れていた私の目には、検索結果の上位に常に楽天ショップが表示される状況が印象的でした。その圧倒的な集客力に魅力を感じ、また、すでに使用していた在庫管理システム「食器ファイト」との連携可能性に期待を抱いて、出店を決意しました。
しかし、実際の出店準備は想像以上に時間とコストがかかりました。審査のクリアだけで3ヶ月を要し、楽天独自のページデザインの作成には外部デザイナーへの依頼が必要でした。さらに、海外法人ならではの6ヶ月分の出店料前払いなど、予想外の支出も重なりました。
期待を胸に始めた運営でしたが、すぐに現実の壁に直面します。まず驚いたのが管理画面の使いづらさです。他のECプラットフォームに慣れていた私には、そのインターフェースの古さと操作の煩雑さが大きな障壁となりました。
当初期待していた在庫管理の一元化も理想通りには進まず、楽天のシステムに直接アクセスして操作する必要があり、予想以上の時間と労力を要しました。
ただし、全てが課題だったわけではありません。特筆すべきは、ECコンサルタントによるサポート体制です。定期的なアドバイスや販促戦略の提案、キャンペーン活用法など、実践的なノウハウを学ぶことができました。この経験は、私のEC運営スキル全般の向上に大きく貢献しました。
最終的な撤退の決め手となったのは、収支バランスでした。各種手数料やシステム利用料を差し引くと、利益がほぼゼロという状況に。さらに、私の効率重視の運営スタイルと楽天のシステムとの相性の悪さも、大きな要因となりました。
この経験を通じて強く感じたのは、...
こんにちは!カスター麻理です。
シアトルを拠点に20年以上ECビジネスを運営してきた経験から、今日は特に「メルマガスタンド」について詳しくお話ししたいと思います。最近、「今更メルマガ?」という声をよく耳にしますが、実は今こそメルマガが重要な理由があるんです。
「今はLINEの時代でしょ?」という声をよく聞きます。確かにLINEは強力なツールですが、メルマガには他のツールにはない大きな強みがあります。
最大の特徴は、サイトを訪れたことのある人に直接アプローチできること。新規顧客の獲得には多額の広告費が必要ですが、メルマガを使えば既存顧客とのコミュニケーションをほぼ無料で続けることができるんです。
一般的なメルマガツールとEC特化型の違いは、主に以下の機能にあります:
これらの機能を使いこなすことで、売上を大きく伸ばすことが可能です。
数々のメルマガスタンドを使ってきた経験から、現在私が最もおすすめするのが「Omnisend」です。以下の点で特に優れています:
以前使用していた競合サービスでは、1万件のメールリストで月額500ドルほどかかっていましたが、Omnisendでは200ドル以下で運用できています。
私の場合、週に5通程度のメールを配信していますが、意外にも「うざい」というクレームはほとんどありません。その理由は、メールならではの特徴にあります。
LINEと違い、メールの場合は件名を見て開封するかどうかを選べるため、頻繁な配信でもブロックされるリスクが低いんです。これがメルマガの大きな強みですね。
メルマガスタンドを始める際は、以下の順序でステップアップすることをおすすめします:
こんにちは!カスター麻理です。
ECサイトやSNSでの販売において、商品画像のクオリティは売上を左右する重要な要素です。しかし、高価なカメラや専門知識がなくても、スマホを使って魅力的な商品写真を撮影することができます。今回は、売れる商品写真を撮るための4つのポイントをご紹介します。
写真撮影では、光の使い方が非常に重要です。できるだけ自然光を利用し、直射日光を避けることがポイントです。
窓際で撮影する:柔らかい光が入りやすい場所を選ぶ。
直射日光を避ける:光が強すぎると影がきつくなり、色が正しく再現されないため、カーテン越しの光を活用する。
天気を考慮する:曇りの日は柔らかい光が得られ、撮影には最適。
商品を引き立てるためには、背景の選び方が重要です。
白背景が基本:商品が際立ち、視認性が向上。
シンプルなデザインを意識する:余計な要素を排除し、商品の魅力をダイレクトに伝える。
商品に合った世界観を演出:
例:大理石模様のデジタルペーパーを敷いて、おしゃれな雰囲気を出す。
使用シーンを意識した背景を選ぶ。
撮影後の画像編集で、さらにクオリティを高めることができます。しかし、時間をかけすぎるのは非効率です。
プロに外注する:
フリーランス向けのマーケットプレイス「Fiverr」なら、手頃な価格で編集を依頼可能。
AIツールを活用する:
ChatGPTやDeepLを使えば、英語でのやり取りもスムーズに。
背景を削除することで、商品が際立ち、よりプロフェッショナルな仕上がりになります。
Canva(有料プラン):ワンクリックで背景削除。
スマホアプリ:最近のAI技術で、手軽に高品質な背景除去が可能。
スマホでも、ちょっとした工夫でプロ並みのクオリティの写真が撮れます。
自然光を活用...
こんにちは!カスター麻理です。
ECショップを運営している方、またはこれから始めようと思っている方に向けて、今回は「売れる商品画像の秘密」についてお話しします。
ネットショップでは、お客様が商品を直接手に取ることができません。そのため、商品画像が購入の決め手になることが多いのです。
例えば、暗くてぼやけた画像では「この商品、大丈夫かな?」と不安に感じてしまい、購入をためらうことも。逆に、明るくて商品の特徴がしっかり伝わる画像なら、「これ欲しい!」と購入意欲を高めてくれます。
特にアパレル商品は、色味や質感が重要。第一印象で「良さそう」と思ってもらえなければ、商品ページをじっくり見てもらうことも難しくなります。
では、売れる商品画像にするためには、どんな工夫をすればよいのでしょうか?
プロのカメラを使わなくても、スマホで簡単に明るい画像を撮ることができます。撮影時の「ホワイトバランス」を調整するだけでも、自然な色合いになります。
もし撮影後に「暗いな」と感じたら、Canvaなどの無料ツールで「ライト調整」をしてみましょう。ほんの少しの調整で、商品がぐっと魅力的に見えます。
例えば、Tシャツに5色のバリエーションがある場合、すべての色の画像を揃えることが大切です。
「他のページに行けばこの色も見られる」と思うかもしれませんが、お客様はわざわざ別のページを探しに行くことは少ないもの。全色の画像を1つの商品ページに揃えることで、スムーズに購入してもらいやすくなります。
Shopifyでは、1商品につき最大250枚の画像をアップロードできます。しかし、多すぎるとページの読み込み速度が遅くなるため、理想の枚数は10枚前後です。
具体的には、以下のような画像を揃えると良いでしょう。
また、30秒以内の動画を追加するのもおすすめです。動きのある映像が加わることで、お客様がよりリアルに商品をイメージしやすくなります。
「プロに撮ってもらえば完璧!」と思うかもしれませんが、...
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